MDS Vol.07(平成30年度)

 

[テーマ]  アニメ制作の裏側・企画、ストーリーから世界観の創造、視覚化、そして躍動

[出演]  大河原邦男(メカニックデザイナー) 高橋良輔(アニメーション監督・脚本家・演出家) 銀河万丈(声優・俳優・ナレーター)

Vol.07では、起点となる企画、ストーリーから、視覚化され、音声が入り完成するまでを各パートから高橋良輔氏、大河原邦男氏、銀河万丈氏をお招きし、五十嵐浩司氏の進行でお話いただきました。
3氏が携わられた代表作でもある『装甲騎兵ボトムズ』の新作とも言える高橋氏執筆の小説『装甲騎兵ボトムズ 戦場の哲学者』を取り上げました。
制作時の流れで、高橋氏は演出的なイメージを持ったシナリオを重視されます。そして絵コンテなど他人に任せるところはあるが、高橋良輔監督作品と思わせる何かを残す高橋氏の仕事術を垣間見ることができました。キャラクターについては映画の役者を見てイメージすることが多いそうです。『戦場の哲学者』ではハンフリー・ボガードをイメージしたキャラクターを銀河さんに演じてもらいたいと。
メカではボトムズの世界観を踏襲しつつ、キャラクターの性格や立場という設定を緻密に練り上げ、デザインが発注されます。大河原氏はロボット、武器などを芝居で使うという意図を理解し監督の要望に応えます。さらにスタイルを追及するとともにアニメーターが描きやすいデザインをも考慮します。
ストーリーとキャラクターデザイン、メカニックデザインのビジュアルが揃い、次に絵コンテが作られます。そして映像が作られるという流れを紹介いただきました。
出来上がった映像にセリフや効果音、音楽といった音をつける段階では銀河氏が生アフレコを披露され、会場全体がボトムズワールドに引き込まれ、大変盛り上がりました。

 

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